一矢百錬

特別なものを、ことを、思い切り特別だという瞬間やその時を大切にしたい。
たとえばそれがいつ終わるものだとしても、変わるものだとしても、それはそれでいい。
大事なのは、そういう今があるということだ。
そして、確かにあったのだ、ということでもある。

その一矢の為の鞆の音を、歌と名付けたのはいつだったか。
すべての喜怒哀楽、それでこそ愛と呼ぶべきすべてが在るなら、素晴らしい。
汚らしくも果てしなく、たくましい。

そうして生きて、死に、それを見て、それでも、生きるのだ、死ぬまでは。
いつまでも残るものはきっと、変わりゆくものでしかない。
天よ、地上よ、楚の歌よ。その様を見ているがいい。

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