十周年イベントを終えて

-Twitterより-

10周年イベント、新宿歌舞伎町から始まっての神戸三宮、そして名古屋築地口と、本当に嬉しい3本でした。各地で祝ってくれたファンの皆様、駆け付けてくれたゲストの皆様、そして各地のホームといえる場所。おかげさまでいい集大成、としてスタートになりました。感謝。

10周年、と言いながらも、その10年間を知ってる人はほんの一握りで、1年に満たない人もたくさん。20周年、がもし来るのなら、またその時に同じように歌えたら嬉しいなと思う。もちろん、今より売れているにも関わらず、同じように、です。嘘のない時間ばかりをありがとう。

一本目、ロックンロール以外は全部嘘、では終わりではなく始まりを。
二本目、16bit、ではきっと自分だからこそ繋げてこれたものを。
三本目、夜空と月のピアス、ではなんだかんだのいつも通り歌う(ハードモード込み)という事を。
すべてが10年の結晶なのだなと思います。

いよいよ本格的に11年目を迎えようとしている夏ですが、言いたいことは10年前と何も変わらないです。
ライブに来て下さい。作品を買って下さい。そして、それぞれなりに楽しんでいて下さい。
10年間どうもありがとう、これからも歌と音楽を、どうぞよろしくしてください。
posted by SASAYAMA. at 04:20Comment(0)日記

ヒーロー

遅れてやってくるものはヒーローではない。
だがしかし、遅れて来ないものはそもそもヒーローにはならない。
最初からいるものは、平然とあるものは、窮地を救うことはできないからだ。

必要悪と、相対善と、そのどちらもが成立した時、初めて人々は「それ」を英雄と呼ぶ。
口々に発するその言葉の意味を、誰も考えることはしない。
過去と未来とに、精密に彩られてしまっては、英雄は生まれないからだ。

意志はなく、本来ならば必要でさえない。
そこに活路を見出したのか、はたまた担ぎあげられたか。
どちらにせよ「それ」らが呼ばれる総称こそが、英雄の意味だ。

安寧を脅かされ、渇望すれど何もすることはない。
そういったものものの上にだけ、生まれるものこそがヒーローなのだ。


などとばらしてしまっては、いつも反吐が出る。
仮初めの正義や救いを「求める」人々が生み出すものはいずれも神だ。
まったく同じように、悪魔でもあるそれをこそ、祝い、呪い、抱きしめ、ばら撒き。
大切にするではなく、されることだけを望む者達が、滑稽なことに唯一。
望み、願い、能動的に生み出す獣が「それ」だ。


英雄とは、ヒーローとは、結果論でしかない。
そう思わされるばかりの事々に、異を唱えたいなどというわけでさえない。

意志あるものは、えてして化け物扱いされてきたものだが。
望まれずとも、叫ぶ獣こそが、本当の英雄であり、きっとそれらは、きっとだが。
己以外のことなど、はじめからかけらほども心にないものだろう。

遅れてやってくるものはヒーローではない。
待ち、構え、撃つのではない、そこに在る、なんだ、ただそれだけものではないか。

貴種流離

スピーク・ライク・ア・チャイルド。子どものように話そう。
あの頃は良かった、あの頃が懐かしい。
いつか誰もがそう言えるくらいには、誰もが等しく時間を食らい、目は高くなる。
よいものを選ぶ、ということが、ひとつの生き抜く為のひとつの指針となる。

ものなのだ、と錯覚する。

スピーク・ライク・ア・チャイルド。子どものように話そう。
君となら、何を話すだろう。あなたとなら、何を話すだろう。
たとえば夢、たとえば希望、たとえば嘘、そしてたとえばまだ見ぬ日々だ。

すべては、まだ縛られはしていない心が生み出す旅の種子。
花を咲かせるものだけが種ではなく、枯れゆくものだからといって悪でもない。
幾度言ってきたか、同じように、ただ、そういうこと、というだけだ。

種は種であるだけで素晴らしい。
花は花であるだけで素晴らしい、わけではない。
また、素晴らしい、こと自体が、尊い、ということではない。
素晴らしさの価値も、尊さの価値も、自己以外の何かによって決まってゆく。

ものなのだ、と錯覚する。

スピーク・ライク・ア・チャイルド。子どものように話そう。
決まるものではない、決めるものだ。
夢も希望も、嘘も日々も、すべての旅も、あるいはその種も。
決め続けることは、それでもひどく、難しい。

知りもしない者達が、存在したその瞬間、諸手を挙げて迎え入れる尊さを、愛とは呼ばない。
だが、その両手には、見えない無限の種が握られていたのだ。
咲いたのか、枯れたのかに関わらず。
たくさんの時間を越えて、たくさんの想いを込めて、尊さを存在させる。

ものなのだ、と錯覚する。

尊いものは、存在するその前から尊さを選ばれている。決まってしまうものは、多くはそうだ。
そこに追いつくことができるのか、試されているのは、いつでもそういうことだ。
それでも、決めるのは自分でいい。そうでない限り、咲くことは決してない。

スピーク・ライク・ア・チャイルド。子どものように話そう。

夢の話を。旅の花の行方を。そしてたとえば、捨ててきた種を。